ローズヒップシードオイルの効果効能とは?キャサリン妃も愛用している美肌オイル

ローズヒップは野ばら。バラ科の植物です。

野ばらからはエッセンシャルオイル、ローズヒップオイル、ローズヒップシードオイルが抽出できます。

花はハーブティにも使われることが多く、美容効果の高いハイビスカスとブレンドされることが多いです。ただ注意したいのが、ローズヒップオイルとローズヒップシードオイルは別のものだということ。

ローズヒップから採れるのは同じなのですが、ローズヒップオイルは果肉そのままを絞って採取、ローズヒップシードオイルはその名の通りローズヒップの種子のみから採取します。

今回ご紹介するローズヒップシードオイルの方が、リノレン酸やオメガ-6脂肪酸など美容に嬉しい成分を多く含んでおりより高い美肌効果が期待できます。

英国のキャサリン妃も愛用しているのだとか。今回のコラムではそんなローズヒップシードオイルの効果効能について紹介していきます。

*日本の薬事法で成分表示は「カニナバラ果実油」と表記されておりローズヒップオイルとローズヒップシードオイルの区別が難しいです。その場合メーカーやブランドサイトで商品情報を確認しましょう。

ローズヒップシードオイルまとめ

名前

ローズヒップシードオイル、カニナバラ果実油、ノバラ油、Rosa Canina Fruit Oil

香り

少し魚臭さのある匂い及び種子の匂い

薄い黄金色〜赤いオレンジ色

テクスチャー

べたつき少ない、素早く肌に馴染む

浸透力

10/10点

主成分

(100gあたり)

パルミチン酸 4% 、オレイン酸 15% 、リノール酸 45%、リノレン酸 33%

その他 3%、天然ビタミンA(2.03mg)、鉄(8.6mg)、リコピン25mg、ビタミンE(5.84mg)、ベータカロテン(2.35mg)、ビタミンC 426mg

期待できる効果

抗酸化作用、保湿、ニキビの改善、皮脂の油分調整、傷跡・ストレッチマークの修復、皮膚コンディショニング、乾燥などによる皮膚トラブルの改善、消炎作用

おすすめの肌質

脂性肌、ピッタ、ニキビ肌

おすすめの使用方法

フェイシャル、ボディマッサージ、ヘアケア、日焼けケア

その他

とても酸化しやすい、アレルギー肌には不向き

 

天然のビタミンAが豊富

最近よく聞くエイジングケアに取り入れたい成分「レチノール」。レチノールはビタミンAの一種です。レチノールは欧米では長年ニキビケアに使われてきました。

最近ではシワや肌のハリ改善にも効果的だと言われており人気の成分です。ただ作用が強くて逆に肌荒れをする方もいて少し扱いが難しい成分です。レチノールの副作用として乾燥や赤みが挙げられます。

ローズヒップシードオイルはレチノール配合のコスメとは違って天然のビタミンAを多く含みます。レチノールで肌荒れをする方、レチノールより穏やかな効果で毎日のスキンケアにビタミンAを取り入れたい方におすすめのオイルです。

 

ビタミンCの爆弾

ローズヒップは100gあたり426mgものビタミンCを抱えることから「ビタミンCの爆弾」と言われています。なんとレモン約4個分にも相当するんですよ。

ビタミンCはシミ・シワ改善や抗酸化作用があるので、高い美肌効果が期待できます。もちろん、このローズヒップシードオイルにも多くのビタミンCが含まれているから美容に最適。だからこのオイルは美肌ケアにピッタリなんです。


ニキビ肌にも使える

ローズヒップシードオイルは脂性肌でも使える珍しいオイル

皮脂のコントロール効果、人間の皮脂と馴染みやすい性質、そして毛穴詰まりしにくいのが嬉しいポイント。ローズヒップシードオイルに含まれているビタミン成分がニキビケアにも役立ちます。

朝・晩に使っても大丈夫ですが、ビタミンCを多く含むということは紫外線を吸収しやすくなるので日中の日焼け止めは必須です。ローズヒップシードオイルを使っていなくても、紫外線はお肌にとってダメージなので毎日塗るのがおすすめです。

オイルのベタつきが気になる場合は化粧水や乳液に混ぜて使ってみてください。普段使用しているスキンケア化粧品に1滴混ぜて使うと薄い皮膜ができます。余った場合はぜひデコルテまで伸ばしてみてください。


シワやストレッチマークの改善

ローズヒップシードオイルにはたくさんの美肌効果がありますが、特徴的なのが新陳代謝の改善と肌のダメージを修復する効果です。

キズあとやシワはもちろん、ストレッチマークのケアに使われることで有名で妊娠中から予防ケアとして使うのがおすすめです。

傷の修復効果として、ダメージヘアに使うのもおすすめ。ドライヤーの前に手の平によくのばし、アウトバストリートメントとして使うとダメージヘアに効果的でしょう。

ネイルオイルとしても使えます。ローズヒップシードオイルは全身に使える嬉しいオイルだと言えますね。


保管方法

ローズヒップシードオイルは非常に酸化スピードが早いです。保管は冷暗所で、開封後3ヶ月以内には使い切るようにしましょう。

また、このオイルは独特の臭いがするのも特徴です。なぜなら成分に必須脂肪酸を多く含むから。酸化したオイルや質の悪いものは魚臭かったり生臭い場合がありますので異臭がする場合は使わないようにしましょう

開封後、かなり時間が経っていて臭いがきつい場合は使用を中止した方が良いでしょう。ですが、開封したての若干の生臭さは成分由来の臭いの場合が多いです。

酸化しにくいオイルとブレンドされているオイルを使用するのもおすすめです。

 

美肌は健康から

どんなに美肌でいようとも、オイルを塗っているだけでは美しさは保てません。健康的な食事と睡眠が取れていることが美肌へと導いてくれます。

食生活の乱れやストレスでも皮脂の分泌量は変わりますし、ニキビができやすくなることもあるでしょう。日常のオンオフの切り替えが難しい時は、リラックスにアロマを炊いてみてはいかがですか?

朝10分程度のヨガをやってみるのもいいでしょう。気持ちの良い朝からスタートすると、1日を快適に過ごすことができますよ。

それでも肌質は人によって違うもの。

今回ご紹介したローズヒップシードオイルは、ニキビ肌の方やキズあとが気になる方でも安心して使える珍しいオイルです。植物アレルギーがあったり敏感な方は腕などで試してからご使用ください。

天然由来の成分でデイリーケアしたい女性へおすすめのオイルですので、オイル美容好きの方はぜひ使ってみてくださいね。