クレンジングオイルがお肌に良くない理由、ナチュラル派のクレンジング
メイクをしっかり落とし、肌を清潔に保つ役割のあるクレンジングは、美しい肌を保つためには重要なアイテムです。
クレンジングといえば、クレンジングオイルを使用している方も多いのではないでしょうか。しかし、クレンジングオイルはお肌に良くない成分が含まれているので注意が必要です。
この記事では、クレンジングオイルがお肌に良くない理由やナチュラル派のクレンジングのメリットなどについて解説します。
クレンジングオイルとは
クレンジングオイルとは、オイルベースで作られたメイクなど肌に付着した油汚れをおとすための洗顔料です。
オイルベースなので、特に水に溶けにくい油分の汚れを効果的に取り除くことができます。ウォータープルーフのメイクや、頑固な皮脂汚れもスムーズに落とすことができるのが特徴です。
クレンジングオイルがお肌に良くない理由
クレンジングオイルがお肌に良くないと言われる理由は主に以下の2つです。
- 合成界面活性剤がバリア機能を低下させる
- ニキビ肌が悪化する可能性がある
一つずつ解説します。
1. 合成界面活性剤がバリア機能を低下させる
クレンジングオイルはその名の通り、ミネラルオイルやオリーブオイルなどのオイルが主成分です。しかし、内容成分はオイル100％というわけではありません。合成化合物や添加物も一部に含まれており、これがアレルギーや敏感肌を引き起こすこともあるのです。
ここで一つの疑問が浮かびます。クレンジングオイルでよく使用されるオリーブオイル。スーパーで購入した食品のオリーブオイルで顔を洗うとどうなるでしょうか？
答えは、食品のオリーブオイルで顔を洗って水で流そうと思っても流れません。顔にベタベタが残り続けるのです。
それに対して市販のクレンジングオイルは、水ですっと流れていきます。
その理由は、クレンジングオイルに含まれている界面活性剤にあります。
界面活性剤とは、界面(物質の境の面）に作用して、性質を変化させる物質の総称で、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の２つの役割を持っています。代表的なものが「石鹸」で石鹸は油脂でできています。
お肌に負担なく汚れを落とせる純石鹸などがあるように、全ての界面活性剤が悪いわけではありません。市販で安く手に入るクレンジングは原価を安くし大量生産するために洗浄成分の強い合成界面活性剤を使っていることが多かったり、植物由来の界面活性剤を使っていたとしてもその洗浄力を強めるために色んな成分が添加されています。そのためメイク汚れを落としやすくし、クレンジングオイルそのものに含まれている油分をお湯で落とせるようになっているのです。
そのようなクレンジング剤は洗浄力が強い分、肌への負担も大きくなる場合が多いです。特に、オイルタイプのクレンジング剤は洗浄力が強いため、長時間肌の上にのせていると元々あるバリア機能の役割を果たす必要な油分も落としてしまい、乾燥しやすくなってお肌の老化を加速させてしまうことも。
また、落とす力が強いからといって、使用量を少なくすると摩擦によって肌への負担がかかりやすくなってしまうので要注意です。
2. ニキビ肌が悪化する可能性がある
クレンジングオイルをニキビ肌に使う場合にも注意が必要です。
その理由は、クレンジングオイルに配合されているオイルが毛穴の中に残る可能性があるからです。
オイルが主成分のクレンジングでは、洗顔料や石鹸で落としにくいものがあり、肌に残ってしまうことがあります。オイルが肌にのこると毛穴をふさいでしまいニキビの原因であるアクネ菌の増殖につながる可能性があるのです。
「洗顔したのに、すっきりしない」「洗い流したのに、べたつく」と感じる時は、オイルが肌に残っているのかもしれません。そこでダブル洗顔をすることでさらに必要な油分まで落としてしまいお肌の老化を加速させてしまいます。
ニキビや吹き出物などで悩んでいる方は、クレンジングオイルの使用に注意した方が良いでしょう。
ナチュラル派のクレンジングとは
完全ナチュラル派のクレンジングとは、市販のクレンジング剤を使わないことです。メイクを簡単にキレイに落とすことを目的にしているクレンジング剤を使用しなくても、普段使用しているスキンケアアイテムでナチュラルメイクは落とせます。
この場合かなり濃いめ・重めのベースメイクをされている場合は落としきれないかもしれませんが、普段日焼け止めや下地、BBクリーム、ミネラルファンデ、薄付きのファンデでベースメイクを済ませているナチュラルメイク派の人におすすめの方法です。
クレンジング剤を使わないクレンジング方法3ステップ
①アイメイクは専用のリムーバーで落とす
→これは市販のクレンジング剤を使う濃いめのメイクの場合もおすすめです
②ベースメイクは植物オイルで浮かせる
→日焼け止め、下地、ファンデーションなどのベースメイクは油分でできているので、油を油で浮かせることができます。実際に掃除の方法でも油汚れを植物油で落とす方法や衣類の油溶性の汚れを植物油で落とす方法があります。先ほども説明したように石鹸は油脂から取り出した脂肪酸でできているので油汚れがよく落ちます（油を油で溶かす原理）。ただメイクを十分に浮かすには石鹸の油分じゃ足りないのです。
▼肌タイプ別おすすめ植物オイル▼
| 乾燥・エイジング肌 | セサミオイル、マカダミアナッツオイル、アーモンドオイル、アルガンオイル、キャスターオイル |
| ニキビ・オイリー肌 |
ホホバオイル、ココナッツオイル |
③油分をオイルで浮かせた後は十分に泡立てた純石鹸で洗い流す。
→オイルをそのままにしていても汚れはお湯で十分に洗い流せません。そのまま放置するとニキビなどの肌トラブルになるので、しっかり泡立てた純石鹸で洗い流してください。泡で洗うようにしてお肌は擦らないようにします。
また洗い流すときシャワーを直に顔に当てることは絶対にNGです。お肌に負担がかかります。
ナチュラル派のクレンジングには、以下のようなメリットがあります。
- 肌へのやさしさと栄養補給
- アレルギー反応の低減
- 肌のバリア機能をキープする
1. 肌へのやさしさ と栄養補給
ピュアで無添加のスキンケア用植物オイルはお肌に負担のかかる合成界面活性剤や添加物も一切入っていない上に、植物オイルの栄養成分（ビタミン、ミネラル）を含み、抗酸化作用、エモリエント、保湿作用がありがお肌にとってプラスです。
乾燥肌・エイジング肌でクレンジングでお肌が荒れる方、化学合成成分や添加物に敏感なお肌の方でも安心できる点がナチュラル派クレンジングのメリットです。
保湿を頑張ってもスキンケアを変えてもトラブルや肌質が改善されない方はぜひこの方法を試してみてください。
2. アレルギー反応の低減
ナチュラル派クレンジングは、アレルギー反応が少ないのも特長の一つです。合成香料や着色料、保存料など、一般的な化粧品に含まれる成分に対してアレルギー反応を示す人もいます。
市販のクレンジング剤でアレルギーをお持ちの方は、一度ナチュラル派クレンジングを試してみるのも良いでしょう。
ここで注意していただきたいのが植物アレルギーのある方です。合わない植物オイルがあったりするので植物アレルギーのある方は食べ物はもちろんお肌に塗るものも気をつけるようにしましょう。
3. 肌のバリア機能をキープする
肌の油分をとりすぎてしまうとバリア機能を壊すことにつながります。バリア機能が弱った肌は、水分をキープすることができなくなり、外的刺激にも弱くなってしまいます。
ナチュラル派のクレンジングであれば、肌の油分を過剰にとり過ぎません。そのため肌のバリア機能を正常に保つことが可能です。バリア機能が正常に働けば、肌が乾燥しすぎず、みずみずしい肌もキープすることができます。
普段のナチュラルクレンジングにプラスアルファのスペシャルケア
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ナチュラル派に特におすすめなのがMRDULAのクレイマスク。
クレイは吸着作用が強く、皮脂や汚れを引き寄せて毛穴から取り除くことができます。MRDULAのクレイマスクは６種類のクレイ*1をブレンドしており、それぞれのクレイのミネラル成分や粒子の細かさがお肌にとって色んな役割を果たしてくれます。そのため、普段の洗顔で落としきれない毛穴の奥深くに詰まった汚れもケアしてくれます。
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