睡眠の質を上げるためのアーユルヴェーダ式ナイトルーティン

AYURVEDIC NIGHT ROUTINE


アーユルヴェーダでは、私たちの身体を動かすエネルギーのことを「ドーシャ」といいます。ドーシャは、ヴァータ・ピッタ・カパの3つに大きく分類されますが、その中でもヴァータのエネルギーが過剰になると、あれこれと思考が頭の中を巡ってしまい、睡眠の妨げになると言われています。なかなか寝付けなかったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりする日々が続くと、日中の仕事や勉強などでのパフォーマンスも下がってしまいますよね。


アーユルヴェーダのドーシャについて解説!アーユルヴェーダの体質診断 – MRDULA


ストレスを軽減し心も身体もリラックスした状態にすることで、睡眠の質を上げることができます。では、どのようなことを実践していけば良いのでしょうか?

今回は、アーユルヴェーダ式ナイトルーティンとして、就寝前に簡単に実践できるリラックス方法をご紹介します。

 

ROUTINE 1 : オイル入浴


アーユルヴェーダでは、心と身体の緊張をほぐしストレスを軽減する方法として、「オイル入浴」を推奨しています。湯船に浸かる前に、人肌に温めたオイルを手のひらに広げ、ゆっくりと全身に馴染ませるようにマッサージを行いましょう。温かいお湯に浸かり汗をかくことで、オイルが身体に浸透し、身体に不要なものの排出を促します。老廃物が流れると筋肉の強張りが取れ、リラックス効果が期待できます。


アーユルヴェーダで行うボディマッサージ「アビヤンガ」ではセサミオイルが推奨されています。それはセサミオイルの浸透力とデトックス効果が高いと言われているからです。

セサミオイルを使ったドーシャタイプ別のマッサージ方法について、こちらの記事で紹介しているので参考にしてみてください。

セサミオイルの効果とスキンケア方法 – MRDULA

 


    参考:Bathe in the Elements

    This Ayurvedic Bedtime Routine Will Improve Your Sleep

     

    ROUTINE 2 : 温めたミルクを飲む


    アーユルヴェーダでは、温かいミルクは癒し効果があると言われてきました。ミルクには、トリプトファン・アミノ酸が含まれており、これらは日中はセロトニン、夜になると睡眠を促進するメラトニンに変化します。さらにナツメグを加えると、ほのかに甘い味わいになり、リラックス効果や自然な睡眠にも効果があります。


    参考:6 Ayurvedic Nighttime Rituals for Better Sleep | Natural Insomnia Cure


    ROUTINE 3 : 瞑想の時間を取る


    瞑想と聞くと、しっかりと時間をとって行わなければいけないという印象を持たれがちです。しかし、短い時間の瞑想でも睡眠の質を上げるのには効果的だということをご存じですか?瞑想を実践することで、交感神経と副交感神経のバランスが整い、良い睡眠へと繋がります。

    あぐらをかいて座り、自分の呼吸に意識を向け、ほんの数分間静かに座るだけで良いのです。頭の中に流れてくる様々な感情を受け入れ、そのままにし、自然な呼吸を続けましょう。



    参考:Ayurvedic Evening Routine for Healthy Sleep I Elise Rousse


    ROUTINE 4 : 足のマッサージ


    足には身体にとって重要な多くのツボが集まっています。就寝前に足のマッサージを行うことで、さらに緊張感を和らげ、心を落ち着かせることができます。

    入浴前のマッサージに使ったオイルやバームなどをご自身の好きなものを使い、セルフマッサージで足をほぐしていきましょう。片足ずつ行い、終わってから10分ほどは靴下を履くようにすると、オイルが肌に吸収されるのを促進し、また床やベッドにオイルが付くのを防げるのでおすすめです。

    参考:Ayurvedic Evening Routine for Healthy Sleep I Elise Rousse


    今回ご紹介したアーユルヴェーダ式ナイトルーティンは、どれも気軽に取り入れることができるものなので、ぜひ実践してみてください。毎日の就寝前に心と身体を労わる時間を確保することでストレスが軽減され、よりリラックスして眠りにつくことができるでしょう。

     

    *オイル入浴はベタベタしてお風呂のお掃除が大変だったり排水溝が詰まる場合もあるので使用するオイルの量に気をつけてください。

    マルデューラ マッサージスクラブ

    毎日オイルマッサージは面倒という方におすすめなのがマルデューラのマッサージスクラブ

    セサミオイルとアーモンドオイル*1を配合したマッサージスクラブです。

    スクラブ剤はこんにゃく由来のマンナンスクラブ*2を使っているのでお肌を傷つけることなくやさしく角質ケアができます。

    疲れていて時間もない時に全身のマッサージは大変です。アーユルヴェーダではつぼの集まっている首、耳、足をマッサージするだけでも健康効果が期待できると言われているので、バスタイムにマルデューラのマッサージスクラブでマッサージ習慣を行ってみてください。

     

    *1 白ごま油、アーモンド油(エモリエント)

    *2 グルコマンナン